マリガヤハウスで扱うJFCと言えば前述しているように日本人の父親とフィリピン人の母親をもち、父親から養育拒否をされてしまった子どもたちです。彼らは学校でも「日本人でもフィリピン人でもない」などといじめられることが確かにあります。そして父親がいないことを母親に当たってしまうこともあり、母親のほうも申し訳ない気持ちから子供を甘やかしてしまって子どもの非行を黙認してしまいます。
しかし、フィリピンには彼らのほかにも多くの父親のいない子どもが暮らしています。彼らの多くは貧しい生活をしていて、貧困のために高等教育を受けられず貧困の連鎖を断ち切ることができずにいます。しかし、JFCには父親の認知をされ養育費を得るチャンスがあります。さらには奨学金を得られる機会もあり、高等教育を受けられる可能性が高くなります。もしこれがフィリピン人の父親なら高等教育を受ける機会が完全に失われていたかもしれません。そのように考えるとJFCとして生まれることは彼らにとって必ずしも不幸であるとは言い切れません。しかしJFCが本来持っている権利が侵害されてしまっている状況にあることは間違いありません。
JFCネットワークでは子どもが当然持っている権利、父親からその子どもであると認められる権利や本来得るはずの国籍の権利を擁護するために活動しています。
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